包茎の種類は「真性包茎」「カントン包茎」「仮性包茎」の3つに分類されますが、この記事では仮性包茎を自力で治す方法について解説していきます。
仮性包茎で見た目を気にして、パートナーとのセックスに自信が持てない方も多いと思います。
温泉で他人に見られるのが恥ずかしいと思う人もいるでしょう。
皮が余っていることが包茎になる原因で、余分な皮を切除することが正しい対処法ですが、自力で治った事例もあります。
まぶたのアイプチをしていたら皮膚が癖づいて、二重になったという話を聞いたことはありませんか?
このように皮膚には癖がつきます。
この記事では仮性包茎を自力で治す方法と、正しい治し方を詳しく解説させて頂きます。
仮性包茎を自分で治す方法はある?
仮性包茎を治すための器具や、器具を使わないで治す方法を紹介します。
メリットはありますが、デメリットも紹介しているのでよく読んで判断するといいでしょう。
包茎リングやテープを使う
主に「C」の形をしたリングを装着したり、テープを使ったりして常に剥けている状態にすることが狙いです。
冒頭で紹介したように「むき癖」をつけることができます。
最初から自分に合った商品が見つかるといいですが、何種類もある中から自分に合った商品を見つけないといけないので、時間とお金がかかることが難点です。
歩いてるときにずれたり外れたりした場合は付け直さなくてはいけません。
物や粘着材が陰茎に触れるため、衛生面の注意が必要です。
膀胱炎やかぶれの原因にもなるので、清潔を保たなければなりません。
皮が被ったらすぐに自分で剥く
むき癖をつけるために常に皮が剥けた状態にしておく方法で、人の目が気にならない人にはおすすめです。
家だけでなく会社や学校にいるときでも、被ったら剥く作業をしなくてはいけないので、現実的には難しいでしょう。
股間をよく触っている人を見かけたらどう思いますか?
話しているときに相手が何回もトイレに駆け込んだらどう思いますか?
人の目を気にする人は皮を被った状態で放置することになるので、おすすめできません。
仮性包茎は自力で治すことはほぼ困難!
仮性包茎を自力で治した事例があるのは確かですが、とても稀なケースで基本的には自力で治せません。
誰でも自力で治るなら、仮性包茎で悩む人はいないはずです。
冒頭で「まぶたにアイプチをして二重になった」という話を紹介しましたが、これは皮を伸ばしています。
仮性包茎を治す場合は皮を切ります。
皮を縮めるなんて聞いたことないですよね。
つまり皮を伸ばすことはできるけど、皮を縮めることは難しいということです。
ではどうすればいいかを、以下の章から解説していきます。
そもそも仮性包茎を治すメリットはある?
仮性包茎の改善は、男性の身体と心の健康に様々なメリットをもたらすことが知られています。まず、衛生状態の向上が挙げられます。包皮が亀頭を覆うことで、汚れや臭いが蓄積しやすくなりますが、亀頭が常に露出している状態にすることで、これらが軽減されます。
また、露出した亀頭が乾燥することで、性感染症に対する抵抗力が高まります。次に、性感度の増大も重要なメリットです。亀頭が露出することで、直接的な刺激を受けやすくなり、性行為や自慰の快感が増す可能性があります。
さらに、仮性包茎を改善することで自信がつき、自己満足感も得られます。これは、精神的な安定感をもたらし、日々の生活や人間関係、性生活の質の向上に寄与します。最後に、包皮を剥く際の痛みや射精障害を予防する効果もあります。
これらの改善により、身体的、精神的な健康状態が向上する可能性があるため、適切な医療機関での相談と治療を通じて、仮性包茎の改善を検討することを推奨します。
衛生状態が向上することで、汚れや臭いが軽減される
仮性包茎は、通常の状態では亀頭が包皮に覆われているが、手で皮を引っ張ることで亀頭を露出させることができる状態を指します。
この状態では、包皮の下に皮脂や尿、汗などがたまりやすく、これが細菌の増殖を促して悪臭を発生させる可能性があります。これをスメグマと呼び、長期間放置すると包皮炎や尿道感染症などの原因となることもあります。
仮性包茎を改善することで、亀頭が常に露出した状態になります。これにより、皮脂や尿、汗などがたまりにくくなり、スメグマの発生が防げます。
また、入浴時の洗浄も容易になり、さらに衛生的な状態を保つことが可能になります。これにより、悪臭の発生を抑制し、皮膚の健康を維持しやすくなります。
そのため、仮性包茎を改善することは、衛生状態の向上に大きく寄与します。
亀頭が乾燥することで、性感染症にかかりにくくなる
仮性包茎は、亀頭が包皮に覆われている状態を指し、この状態だと亀頭が湿っているため、細菌やウィルスの増殖環境を整えてしまう可能性があります。
これが性感染症(STD)のリスクを高める一因となる可能性があります。具体的には、ヒトパピローマウイルス(HPV)やクラミジア、ゴノコッカスなどの感染リスクが高まる可能性があります。
仮性包茎を改善することで、亀頭が露出し、乾燥する環境が整います。乾燥した環境は、細菌やウィルスの生育を抑える効果があります。これにより、性感染症のリスクを低下させることが可能となります。
ただし、これはあくまで予防の一部であり、完全に性感染症のリスクを排除するわけではありません。
性感染症を防ぐためには、適切な避妊法の使用や定期的な健康診断、パートナーとのコミュニケーションも重要となります。
亀頭が露出することで、性感度が高まる
仮性包茎は、亀頭が包皮に覆われている状態を指します。この状態では、包皮が直接的な刺激から亀頭を守ってしまうため、性感帯である亀頭が直接的な刺激を受けにくく、結果として性感度が低下する可能性があります。
仮性包茎を改善することで、亀頭が常に露出する状態になります。これにより、亀頭が直接的な刺激を受けやすくなり、結果として性感度が高まる可能性があります。
性行為や自慰による快感が増すことで、性生活の質が向上する可能性もあります。
ただし、性感度の高まり方は個々に異なりますし、包茎を治すことが必ずしも性感度を高めるとは限りません。
また、感度が高まりすぎて早漏になってしまうというケースもあるため、バランスが重要となります。なお、仮性包茎の改善は専門的な医療機関で行うべきです。
自信がつき、自己満足感が得られる
仮性包茎は、亀頭が包皮に覆われている状態であり、一部の人々にとってはコンプレックスや不安感を抱く原因になることもあります。
これは、社会的な規範や周囲からのプレッシャー、自身の体への意識の高まりなど、様々な要因によるものです。
仮性包茎を改善し、自身の体の状態に満足することができれば、自信がつく可能性があります。自己満足感を得られると、自己肯定感が高まり、精神的な安定に寄与するとも言われています。
また、この自信は日々の生活や人間関係、さらには性生活においてもプラスの影響を及ぼす可能性があります。
ただし、重要なのは自己満足感を得るためには、自分自身の体について理解し、自己受容を行うことです。そして、改善を求める場合は、適切な医療機関での相談と治療が必要となります。
その上で、自身の体についての理解と満足感が深まることで、全体的な生活の質が向上する可能性があります。
剥いた時に痛みがある場合、痛みを軽減し、射精障害を予防できる
仮性包茎は、亀頭が包皮に覆われている状態を指します。一部の人々にとって、仮性包茎の状態では包皮を剥く時に痛みを感じることがあります。
この痛みは性行為中にも現れることがあり、それが原因で性交痛や射精障害を引き起こす可能性もあります。
仮性包茎を改善することで、包皮を剥く時の痛みを軽減することが可能となります。これは性行為の際に痛みを感じる可能性を低下させ、より快適な性生活を送ることが可能となります。
また、痛みによる射精障害の予防にも繋がります。
しかし、痛みがある場合は、包皮狭窄や亀頭包皮炎といった病状が隠れている可能性もあるため、必ず医療機関での診断が必要です。
また、包皮を剥く習慣をつけることで自然と改善する場合もあるため、適切なケアと医療機関での相談を重ねることが重要です。
正しい仮性包茎の治し方
前章で解説した通り、仮性包茎にはリスクがあります。
自力で治すには、自分に合う商品を購入して試す必要があるため、時間と費用がかかり確実性がありません。
皮が余った状態で剥けているため、自力で剥けたとしてもすぐに皮が被って、悩まされる可能性があります。
有効なのはクリニックで診てもらい、適切な処置をすることです。
この章では適切な対処法を解説しているので、読み進めてみてください。
自分の包茎の状態を知る
包茎には主に「真性包茎」「カントン包茎」「仮性包茎」の3つに分類されますが、さらに細かく分類されることがあります。
亀頭が完全に皮で覆われていても仮性包茎と診断されることがあります。
仮性包茎の中でも軽度や重度と分類されることもあり、亀頭が露出していても仮性包茎と診断されることもあるので、正しい包茎の状態を知るには医師に頼りましょう。
クリニックでカウンセリングを受ける
手術は考えなくてもいいので、まずは包茎手術ができるおすすめのクリニックでカウンセリングを受けてみましょう。
おすすめは複数のクリニックでカウンセリングを受けることです。
実際手術をするとなると、男としてのシンボルでもある陰茎に手を加えられることになります。
自分がどんな症状かを複数の医師から答えてもらい、どういった手術になるのかを明確にしておきましょう。
針がない麻酔を使うクリニックもあるので、痛いのが嫌な方は聞いておくと良いです。
不安はできるだけ無くして、信頼できそうなクリニックを探すことがおすすめです。
包茎手術を受ける
カウンセリングを受けてクリニックが決まれば手術をします。
手術には種類があり各クリニックでも違うので、手術の方法もあらかじめ聞いておく必要があるでしょう。
切除手術の中には、根元で切除してVラインの毛で傷口を隠す場合や、亀頭の下で切除して亀頭に隠れて傷口を隠す方法があります。
中には切らない手術も存在するので、カウンセリングを受けたタイミングで聞いておくのがいいでしょう。
手術中は麻酔をしているので、痛みはありません。
麻酔と言うと針を刺すイメージがありますが、針のない麻酔を扱っているクリニックもあるのでクリニックを決めるひとつの指標になります。
ダウンタイムを乗り越える
リンパや静脈の流れが変化するため、術後は1週間ほど腫れることがあります。
痛みがある場合が多いですが、鎮痛剤で治る程度の痛みが多いです。
2〜3日すればお風呂に入れるようになり、1週間後には医師の判断次第で普通に過ごすことができる場合があります。
セックスについては医師の許可が降りるまで長くて2週間ほどは我慢する必要があるでしょう。
仮性包茎は包茎クリニックで治そう
仮性包茎はクリニックで治すことが得策です。
自力で直そうと思って、たまたま上手くいくことがあるかもしれませんが、稀なケースです。
皮を頻繁に剥かないといけないので、度々股間に手を回すことになり、人目が気になります。
器具を購入したとしても確実性はなく、衛生的に保つのに時間と労力とお金が必要です。
クリニックであれば皮を切除しているので、一度剥けた皮が戻ることはなく、仮性包茎の悩みから永遠に解放されます。
2週間ほど我慢するだけで、パートナーとのセックスライフを充実させられます。
自分と相手の身を守るためにも、まずはクリニックでカウンセリングを受けることがおすすめです。